こんにちは!ジェルです。
今回は、回復耐久デッキについて、強さの秘訣と、最近多い否定的な意見に迫ります。
後半ではそれらを踏まえて、回復耐久デッキに対する対策を考えてみたいと思います。
回復耐久とは
回復耐久とは、シールドやデバフで耐久しながら、回復駒を使って自身のHPを高い状態でキープして、盤面が埋まった時にHP差で勝つ戦法です。
この戦法自体はオセロニアのリリース直後からあり、オセロが上手な人が使って強いくらいの認識しか持たれていませんでした。
しかし、シーラザードの登場以降、使用するプレイヤーが大幅に増え、一大勢力になっています。
回復耐久は何故強いか
まずはなぜこんなに回復耐久デッキが強いのかを考えてみます。
様々な打ち方が確立されてきた
これはオセロニアにとって良いことですが、オセロが得意な方の配信や記事により、以前よりもオセロが強くなるための方法が周知されてきたからだと思います。
高デバフ駒の登場
1ターン99%カットのヒアソフィアをはじめ、ターン制限がある駒の登場によって、相手のチャンスを潰す手段が増え、回復耐久にも採用されてきました。
これにより攻めきれず、その後に回復を積まれて…なんてこともよくあります。
回復量がダメージを上回る
従来は返した枚数に応じて回復するヒールタラン系か、盤面の自分の駒の数だけ回復するヒールブリス系がメインで、表になっている間回復するヒールミスト系は毒ダメージよりも低く設定されている事もあり、決定的な回復力にはなりませんでした。
しかし、シーラザードの登場により、同じく表の間回復するサルースなどと合わせて毎ターン2000近く回復することも珍しくなくなりました。
バフが主流の現環境下では10000越えのダメージも珍しくありませんが、毎ターン出すわけではないですし、回復もその2000だけではありません。
また、アルキメデスの登場により、盤面を埋め尽くすほどに回復マスが生成されることも一般的となってきました。
この簡単に生成される回復マスも、回復耐久デッキにはものすごい追い風となります。
盤面が埋まるだけで勝てることが多く、オセロに集中できることが強さの秘訣といっても過言ではありません。
回復耐久は何故嫌われるのか
次は回復耐久に対する否定的な意見をまとめてみます。
時間がかかる
今に始まったことではありませんが、とにかくプレイ時間がかかります。
オセロニアは1試合10ターン前後で勝負がつくことが多く、だいたい5分くらいで終わります。
しかし耐久と戦うと10分近くかかってしまい、短期決戦を多くこなしたいカップ戦やコロシアムでは特に批判が多くなります。
あまり攻めてこない
実はこれも問題です。
オセロニアはバフを積んだり、繋げたり、緊張感がある激しい攻防が特徴です。
さらにタイトルの「逆転」が示す通り、少ないHPからの熱い逆転劇がゲームの特徴で、ウルをはじめとした逆転スキルを持つ駒が脚光を浴びてきました。
しかし、回復耐久は逆転などの派手な攻防をいかに封じるかに重きが置かれています。
オーバーロード(最大HPの底上げ)や相手の攻めを封じるためのデバフなど、淡々とした試合展開になりがちです。特に動きもなければ相手との攻防を無視した試合展開に退屈さを感じるプレイヤーも多いようです。
回復量が多い
シーラザードをはじめ、相手の攻撃ダメージを上回る回復をするため、長期戦に持ち込まれると、攻めきれないほどのHP差が生まれます。
オセロが上手な人がオセロに集中してオセロ勝ちをする構図は対戦相手からすれば退屈です。
回復耐久に勝つためには
以上のように好き嫌いは別としても、なかなか攻めづらい回復耐久デッキ。勝つポイントは、
回復させないとは書いたものの、現状ではアンデッドスキルが少なく、最大限に活かすにはアルキメデスなどを使って回復マスを生成する必要があります。
オーバーロードを多用してくる相手には、アルキメデスとフレデリカだけではなく、闘化剛羅などのダメージマス生成駒を入れると、さらに効果的です。
常に回復を超えるダメージを継続するためには毒デッキがおすすめです。
進行毒を中心に毒スキルを持つ駒をできるだけ編成して、進化諸葛亮やアバドンで毒効果アップをかける戦法です。
アズリエルや闘化ドルシーを編成する場合は、アバドンやゲーデを出す前など、勝負所で使いましょう。
大きなダメージをまとめて出す場合は竜デッキがおすすめです。
もちろん速攻型の竜デッキでX打ちを仕掛けても有利に進めると思いますが、置きバフを辺に配置しながら、後半に自駒が増えた時にコンボスキルを発動して倒す戦法が、安定すると思います。
おすすめは闘化ガルディラを編成したデッキです。
以前デッキ解説で紹介したデッキ(時限スキル搭載型混合デッキの戦術・テンプレ)では、他のデッキにも対応しやすいようにヒアソフィアを編成していましたが、これを闘化アシュナリーや闘化アリス、闘化アンドロメダに変更するとより勝てるようになります。
まとめ
以上、回復耐久の強さのポイントや問題点を挙げながら、実際に攻略のポイントをまとめてみました。
回復耐久デッキの弱点は回復量が追いつかない序盤と、お互いに複数枚返す展開が増える後半だと思います。
基本的にはフレデリカやアバドン、ガルディラなど、鍵となる駒を決めておき、いかに倒しきれるタイミングでそれらを配置するかが重要です。
劣勢からの逆転が難しいため、勝負所が見極めづらいですが、回復耐久デッキ対策を行えば、攻略することはさほど難しくないと思います。
回復耐久の最大の問題点にして最強の理由は、回復耐久対策デッキが、現在の主流である神統一攻撃デッキに分が悪いことかもしれません。