NFTマーケットプレイスに名乗りを上げている日本企業は?

NFTマーケットプレイスに名乗りを上げている日本企業は?

世界中の企業が強い関心を寄せており、ここ数年で急成長を遂げている市場があります。それが「NFT市場」です。

目次

NFTとは

『NFT(Non-Fungible Token)』は、日本語に直すと「非代替性トークン」。容易にコピーや改ざん偽造ができないようにし、唯一無二な資産的価値を付与したデジタルデータを指します。数億円の価格が付いたデジタルアート作品も登場し、話題になっていたのは記憶に新しいと思います。

NFT アート(画像や動画などのデジタルコンテンツをNFTと紐付けて作られたデジタル作品)はもちろんのこと、ゲームやアニメなどNFTに期待できる分野は多いでしょう。さらに『メタバース』と呼ばれる仮想空間との親和性も高く、2021年、2022年とさらに世界のNFTマーケットプレイスは拡大していっています。

世界的な大手企業もNFT市場へ参入

世界的にIT系やゲーム系、アート系の企業ばかりでなく、他の分野の企業がNFT市場に参入しているのは見逃せません。

ナイキは、2021年12月にバーチャルスニーカーやグッズを製作する人気NFTスタジオの「RTFK」Tを買収し、本格的にNFT市場に参入。アディダスオリジナルスも、同月負けじとブランド初のNFTの限定コレクション「Into the Metaverse」をリリースしました。

これを受けて日本でも多くの業界や企業に影響を与え、今後幅広い業界の企業が参入してくる可能性があります。

NFTマーケットプレイスに参入した日本企業

そんな、注目・期待の「NFTマーケットプレイス」に日本企業が名乗りをあげないはずはありませんよね。それではNFTマーケットプレイスに参入した、日本企業を説明していきましょう。

参入済みの日本企業① 楽天

2022年2月には楽天がNFTサービス「Rakuten NFT」を開始しました。NFTの複雑な仕組みを知らなくても、日本円とポイントでNFTプロダクトを気軽に売買できるサービスです。スポーツ、アイドル、漫画・アニメ、ゲーム、アートの5つの分野を中心に、IPホルダーがNFTの発行と販売サイトの構築ができる企業向けサービス(BtoC)と、ユーザーが購入したNFTプロダクトを個人間で売買できる消費者向けサービス(CtoC)が利用できます。

参入済みの日本企業② SBINFT

3月には、SBINFT株式会社が、NFTマーケットプレイス『nanakusa』のリブランディングをし、新サービス『SBINFT Market』を開始しました。パブリックチェーンによるNFTの発行・販売・二次流通機能を備えたキュレートされたマーケットプレイスです。公認アーティスト及び提携しているコンテンツ事業者がデジタルアート、音楽、写真などの作品、ゲームキャラクターやチケットなど有用性のあるNFTを販売(BtoC)することができます。また、それらのNFTを一般利用者が購入し、二次流通機能により個人間(CtoC)で取引を行うことができます。決済方法には、暗号資産(Ethereum及びPolygon)やクレジットカード決済が利用可能です。

参入済みの日本企業③ LINE

そして4月には、LINEがNFTのマーケットプレイス「LINE NFT」を開設しましたね。吉本興業の芸人のネタや、アニメ作品「機動警察パトレイバー」など計17コンテンツと連携し、7ジャンル100種類以上のNFTの販売が決定。さらに今後はソフトバンク株式会社やZホールディングス株式会社のグループ企業との協業を通じて、さまざまなNFT体験を提供していく予定です。

その他の参入企業について

海外では、地味に減速が始まっているとも取れるデータもありますが、日本では以下にご紹介する合計45社が、NFTに続々と参入しています。皆さんがご存知の会社名もチラホラ含まれているのではないでしょうか?

非上場企業6社(LINE含む)

  • ヤフー株式会社
  • 株式会社トーハン
  • 株式会社メルコイン
  • 株式会社NTTドコモ
  • 株式会社スクウェア・エニックス

上場企業15社(楽天含む)

  • 株式会社モバイルファクトリー
  • ピクセルカンパニーズ株式会社
  • 株式会社メルカリ
  • 株式会社ミクシィ
  • 株式会社オルトプラス
  • アクセルマーク株式会社
  • 株式会社ディー・エヌ・エー
  • 共同印刷株式会社
  • 株式会社電通国際情報サービス
  • KDDI株式会社
  • 凸版印刷株式会社
  • Shinwa Wise Holdings株式会社
  • GMOインターネット株式会社
  • 株式会社電通グループ

スタートアップ企業24社(SIBNFT含む)

  • 株式会社グラコネ
  • 株式会社YUIMEX
  • 株式会社ディーカレット
  • 株式会社HashPort
  • 株式会社Basset
  • スタートバーン株式会社
  • クラスター株式会社
  • 株式会社MediBang
  • 株式会社アブストラクトエンジン
  • ストレイムアートアンドカルチャー株式会社
  • 株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイド
  • 株式会社Gaudiy
  • モノバンドル株式会社
  • 24karat株式会社
  • 株式会社1sec
  • Anique株式会社
  • コインチェック株式会社
  • double jump.tokyo株式会社
  • ビットバンク株式会社
  • CryptoGames株式会社
  • 株式会社ユートニック
  • 株式会社Kyuzan
  • 株式会社メディアドゥ

有名人のNFT市場への参入

さらに、NFT市場拡大の要因の一つとして、有名人のNFT市場への参入が挙げられます。日本では村上隆氏が、デジタルスニーカーやバーチャルウェアを販売しているデザイン集団である「RTFKTスタジオ」のNFTプロジェクト「アバター・プロジェクト」に参加しましたね。世界でも、最近はイーロン・マスク氏が話題を提供し続けています。今後も他の有名人がNFT市場に参入することで、新たな客層を取り込み、NFT市場がさらに盛り上がっていくことが予想されます。

最後に

世界的に盛り上がりを見せるNFTマーケットプレイス、日本企業も続々と参入し、さらに拡大していくことが予想されますね。デジタル世界の新たな扉は、もうすでに私たちの生活のすぐ身近なところに存在していることに気づかされますね!

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