ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)から出ているコンシューマーゲーム機(CS)、いわゆる家庭用ゲーム機のPlayStationシリーズは世界的に有名です。そんなシリーズの最新作であるPlayStation 5(プレステ5、PS5)が去年の11月に発売開始されてからもうすぐ一年になります。今回はPS5をざっくり紹介し、その魅力とおすすめのソフトをいくつか紹介します。
紹介
PlayStationシリーズは言わずもがな世界的に有名で、家庭用ゲーム機といえばPlayStationという人も少なくないでしょう。初代PlayStation1の発売から26年以上たった今でも愛されている家庭用ゲーム機です。その中でも最新作であるPlayStation5は、今まで以上の性能はもちろんですが、ゲーム機本体とコントローラーのデザインがより近未来的になっています。現在も入手が困難な状況で、大半が抽選での購入になっているため購入できた方も多くありません。
モデル
今回は2つのモデルが販売されており、通常モデル/PS5とデジタル・エディションに分かれています。光学ディスクドライブ有無以外スペックに関しての違いはなく、大きな違いは、デジタル・エディションではパッケージ版、いわゆるソフト版が遊べず、公式のPS Store(PlayStation Store)から購入できるダウンロード版のみ遊べることができる仕様になっています。通常モデルは光学ディスクドライブを搭載し、先代のPlayStation4のソフト版も遊べたり、Ultra HD Blue-Rayで映画などの映像ソフトを見たりすることができます。大きさに関しては通常モデルの方が少々大きめで、光学ディスプレイを搭載しているため、デジタル・エディションと比べると重くなっています。
通常モデル/PS5
– メリット
・Ultra HD Blue-ray映画を視聴可能
・PlayStation4のソフトがデジタル版(DL版)だけでなくディスク版も遊べる
・ディスク版ができるため、中古のものや売って違うソフトを買えるため金銭的に安く済む
– デメリット
・デジタル・エディションと比べ、価格が1万円高く、大きさと重量がある
・ディスクを入れるため、多少なりか故障の可能性が増える
デジタルエディション
– メリット
・1万円価格が安い
・DL版ならPlayStation4のソフトもプレイ可能
・より軽く少し小さめ
– デメリット
・ディスク版がプレイできない
・Ultra HD Blue-ray映画を視聴できない
PS5互換性と性能
先代のPlayStation4は2014年に、PlayStation 4 Proは2016年に日本で発売され、今でも数多くの人が愛用している家庭用ゲーム機ですが、次世代のPlayStation5の性能はこれらよりも良く、過去最高となっています。気になる互換性については、約99%のPlayStation 4のソフト、ディスク版もデジタル版(DL版)もPlayStation5でプレイ可能になっており、対応しているタイトルでは、PlayStation5でプレイした際、ロードがより早くなり、画質も映像もPS5グラフィックになり、高いフレームレートでより滑らかになります。PS4ではフレームレートが最高60fpsまでしか出ませんが、PS5では最大120fpsでます。そのため、PlayStation4を持っている人でも恩恵があります。4Kにも対応しているため、より綺麗な画質で、より滑らかな映像で対応しているタイトルのゲームをプレイすることが可能になっています。映像以外にも、立体感のある音響を楽しめたり、高速のSSDを採用しているため、先代よりゲームのロード時間などの短縮が可能になっています。その他にも特徴的なデザインになり、先代のと比べると少し大きめなコントローラーの「Dual Sense ワイヤレスコントローラー」にはチャットが可能な内蔵マイクを搭載していたり、抵抗力を変えられるアダプティブトリガーなどの変化もあります。
おすすめPS5ソフト
現在、PlayStation5専用タイトルの数はまだ多くなく、他の家庭用ゲーム機、例えば先代のPlayStation4でもプレイ可能なタイトルも多くあります。大きな違いとしてあげられるのが、PlayStation5でプレイした際には対応タイトルの場合、画質の向上、ロード時間の短縮やより滑らかな映像などです。今後、PlayStation5の普及に伴い、さらに専用タイトルも増えてくると思われます。
ラチェット&クランク パラレル・トラベル
ラチェット&クランクシリーズの最新作となるこの作品はPlayStation5専用ソフトになっています。ラチェット&クランク(通称:ラチェクラ)シリーズはPlayStation2の時代から続いており、スパナを投げ回してネジを集めたり、敵のメカを薙ぎ倒していく爽快な戦闘シーンを見たり、プレイしたことのある方も多いのではないでしょうか。3Dアクションゲームになっており、ストーリーの展開や武器を使ったアクションはもちろん、相棒のロボットであるクランクを駆使し、ステージを進めていくなど、頭を使って解くパズルなどのギミック要素も満載です。ガラメカ(武器)によって異なる感覚がコントローラーから伝わってきたり、アダプティブトリガーによって銃の乱射速度が変わるなどのPlayStation5ならではの要素を活かしています。子供から大人まで幅広い年齢の人が夢中になれるゲームになっています。
デビルメイクライ5 スペシャルエディション
2019年に発売されたデビルメイクライシリーズの最新作であるデビルメイクライ5の完全版です。こちらもPlayStation2の時から続いており、悪魔を薙ぎ倒していくスタイリッシュアクションゲームになっています。今作の完全版では前作で唯一操作できなかったキャラクター、バージルでのプレイも可能になっています。ストーリーとしては悪魔ハンターである義手の主人公ネロを操作して悪魔を倒していくのですが、義手(デビルブレイカー)を取り替えることができ、スピード感だけでなくスタイリッシュなコンボを繰り出せるため、組み合わせによって自分好みのスタイリッシュさを追求できます。PlayStation5のスペックを活かせられ、より実写並みのグラフィックでプレイすることが可能になっています。主人公の他にもかっこいいキャラクターが多く、前作の主人公「ダンテ」も登場し、操作もできるのでそれぞれの戦闘で違うスタイルが楽しめます。ストーリーは初見の方には分からないところもあるかもしれませんがプレイするには支障ないので、前作をプレイした方でもプレイしていない方にもおすすめです。
マーベル スパイダーマン: マイルズ・モラレス
本作は映画「スパイダーマン」を題材にしており、主人公のマイルズを操作してニューヨークの町で悪党達と戦うオープンワールドの3Dヒーローアクションゲームです。ヒーローとしての苦悩や使命感を持ちながらも、前作の主人公の「ピーター」から託されたスパイダーマンとして成長していくストーリーになっています。誰しも1度は憧れたことがあるであろうスーパーヒーローになれ、スパイダーマン特有のビルの間を糸にぶら下がりながら移動したり、アクロバティックでトリッキーなバトルをニューヨークの町でオープンワールドで楽しめます。綺麗なグラフィックやスピード感の他にもコントローラーから伝わる戦闘時の振動や糸を使った時の感覚などPlayStation5ならではの体験ができるのも魅力のひとつです。
バイオハザード ヴィレッジ
PlayStation1の頃から続く人気ホラーゲームシリーズのバイオハザードの最新作です。今作は前作のバイオハザード7続きとなっており、前作の主人公「イーサン」や初代からのキャラクター「クリス」なども登場します。ストーリーは主人公の「イーサン」が、ある理由から謎の村に辿りついてしまい、そこには数多くの秘密が隠されていた。秘密を暴きながら大切な目的の為頑張るイーサン、巨大な城へと進んでいく、その先に彼を待つものは…ホラーゲームながらもアクションやパズル要素が多いことで知られているバイオハザードですが、今作はダークファンタジー要素が多めです。綺麗なグラフィックとともに臨場感溢れる戦闘シーンや映像は映画を見ているかのようです。
まとめ
PlayStation5の魅力とおすすめタイトルを紹介しましたが、発売からまだ1年も経っていないので、これからにさらなる期待が高まります。